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弘前市民会館リニューアルオープン

画家・佐野ぬい氏によるステンドガラス「青の時間」完成!

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株式会社エヌケービーは、業務委託を受け、弘前市民会館(青森県弘前市大字下白銀町1番地6の管理棟 ロビー吹抜け北側窓面)にステンドグラス作品を制作しました。ステンドグラス作品「青の時間」は、地元・弘前市出身の洋画家で、女子美術大学名誉教授でもある佐野ぬい氏が弘前市民会館のために描き下ろした原画をもとに制作されました。佐野氏の初めてのステンドグラス作品は、制作監修からガラスへの絵付けまで行った、ふるさとへの想いが大変込められた作品となりました。

【弘前市民会館】世界的建築家・前川國男氏(1905~86年)による歴史的価値の非常に高い建築として知られる。市の開館50周年記念事業として、文化的な価値を残しながら現代のニーズを取り入れて2014年1月にリニューアルオープン。

【作者プロフィール】
佐野ぬい(さの ぬい)
・1932年弘前市生まれ。洋画家、女子美術大学名誉教授
・青を基調とする作品を多く発表。「佐野ぬいブルー」、「青の画家」と称される。
・第16代女子美術大学学長を歴任(2007〜2011年)。日本美術家連盟常任理事にも就任(2004〜2007年)
(1969年)女流画家協会展日航賞
(1972年)女流画家協会展H婦人賞
(1986年)紺綬褒章
(1994年)青森県褒章文化功労者
(2001年)青森県文化賞
(2003年)損保ジャパン東郷青児美術館大賞
(2011年)紺綬褒章
(2012年)瑞宝中綬章など数多くの賞を受賞
2010年には、京成成田空港線(成田スカイアクセス)成田空港駅にステンドグラスによる作品「動く青い世界地図」(6×3m)を制作。国内外の人々を楽しませている。

【ステンドグラス詳細】
・サイズ:幅 6.0m 高さ 3.5m
・ヨーロッパ中世からの伝統的な製法で現在も一枚一枚手作りされているドイツ製「アンティークグラス」を使用。
作品全体は約1,000枚のガラスピースから成っている。
・佐野氏の独特な色彩や構成を表現するために、ガラスに描いて焼き付ける「絵付け」などの特殊加工も施している。この「絵付け」には、鉄や銅などの金属とガラスの粉末から出来ている「グリザイユ」と呼ばれるステンドグラス専用の顔料を使用。絵付けされたガラスは専用の窯で焼き付けた。
・2014年5月に原画が完成。その原画を元に、原寸大制作用型紙の作成→ガラス選び→ガラスカット→仮組み・検査→佐野氏によるガラスへの絵付け等特殊加工→鉛桟へのガラスの組み込み→鉛桟のハンダ付け→鉛桟へのパテ詰め→仕上げ・最終検査→取付工事を経て、2014年11月22日(土)完成した。
・クレアーレ熱海ゆがわら工房(所在地:静岡県熱海市泉230-1)で、5人のステンドグラス・マイスターが約5ヶ月かけて制作した。

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