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日本を代表する彫刻家・デザイナー、五十嵐威暢氏による原画デザイン・制作監修

釧路空港に「水のカムイ」をコンセプトにした大型陶板レリーフ設置

  • 釧路陶板2
  • 釧路陶板3

 株式会社エヌケービーは、業務委託を受け、釧路空港旅客ターミナルビル2階出発ロビーに、空港周辺エリア特有の水の営み(水のカムイ)をコンセプトにした大型陶板レリーフ作品「シュ、シャ、シッ 空と水と光に捧げる詩」を設置しました。この作品は、北海道滝川氏出身の彫刻家・デザイナー、五十嵐威暢(いがらし・たけのぶ)氏が釧路空港のために特別に描き下ろした原画を元にした陶板レリーフで、静岡県熱海市内にあるクレアーレ熱海ゆがわら工房の職人が制作したものです。



■作品について
釧路空港は「水のカムイ観光園」と呼ばれる2つの国立公園(釧路湿原国立公園・阿寒国立公園)やラムサール条約登録湿原など希少な自然に囲まれています。阿寒湖から流れる阿寒川と屈斜路湖から流れる釧路川は、空港周辺エリアの産業や生活の根幹を支えるだけでなく、釧路沖の海上から流れ込む暖かい空気で霧を発生させ、阿寒カルデラと屈斜路カルデラの森を潤します。また、冬になると3つのカルデラ湖(阿寒湖・摩周湖・屈斜路湖)に結氷や霧氷(樹氷・粗氷・樹霜)、フロストフラワー、ダイヤモンドダストなど様々な氷の現象を発生させます。このような「水」の営み=水のカムイや周辺地域の豊かな自然を、陶板レリーフを用いて表現しています。



■五十嵐威暢氏プロフィール
彫刻家・デザイナー、1944年北海道滝川市生まれ。
1968年、多摩美術大学デザイン科卒業後渡米。アクソノメトリック図法によるアルファベット作品を発表し世界的に注目される。
1994年、ロサンゼルスへ本拠地を移して彫刻家へ転身。
2005年、故郷滝川市のプロジェクトを機に帰国、日本各地のパブリックアートを制作し続けている。
後世の育成にも積極的に関わり、千葉大学、カリフォルニア大学(UCLA)で教鞭を、多摩美術大学美術学部二部(源、造形表現学部)の創設に参加。日本初のコンピュータによるデザイン教育の基礎作りに参画、初代デザイン科学科長を務めた。
代表作はニューヨーク近代美術館をはじめ、世界30カ所以上の公立美術館に永久保存され、個人作品集は現在までに日本・中国・韓国・ドイツ・スイスで出版されている。外務大臣表彰、勝美勝賞、グッドデザイン賞など多数受賞。

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