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近代日本画の巨匠・福田平八郎氏のパブリックアート

大分空港に福田平八郎氏をオマージュした陶板レリーフ誕生

  • 青柿1
  • 青柿2

 株式会社エヌケービーは、大分空港旅客ターミナルビル2階の国内線出発ロビーに、大型陶板レリーフ『福田平八郎賛歌「青柿」 響きあう色と形』を設置しました。このパブリックアート作品は、大分県生まれで文化勲章受賞者である日本画家、福田平八郎(ふくだ・へいはちろう)氏の代表作「青柿」と「漣」を大胆に再構成したものです。福田氏が郷里の大分県でスケッチしたといわれる「青柿」を中央に、風に揺らぐ水面をとらえた「漣」を左右に配置して、幅9メートルにも及ぶ立体的な陶板で表現しています。静岡県熱海市内にある「クレアーレ熱海ゆがわら工房」の職人が、約10ヶ月で製作しました。

 また、この作品の設置事業は、内閣官房東京オリンピック競技⼤大会・東京パラリンピック競技⼤大会推進本部が進める、2020年以降を見据え、日本の強みである地域性豊かで多様性に富んだ文化を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーの創出に資する文化プログラム「beyond2020プログラム」に認証されています。



◼︎作品について
題名:『福田平八郎賛歌「青柿」 響きあう色と形』
   福田⽒の郷⾥である⼤分県でスケッチしたといわれる「⻘柿」を中央に、
   ⾵に揺らぐ水面をとらえた「漣」を左右に配置して、立体的な陶板で表現しています。
   「⻘柿」1938年 京都市美術館蔵
   「漣」(重要文化財)1932年 大阪新美術館建設準備室蔵
設置場所:大分空港旅客ターミナルビル2階 国内線出発ロビー(大分県国東市安岐町下原13番地)
規模:縦 2.75m、横 9.00m(全422ピース)
陶板レリーフ製作:クレアーレ熱海ゆがわら工房  http://crearejp.com/

◼︎︎福田平八郎氏プロフィール
日本画家、1892年大分県生まれ(享年82歳)
形態の単純化と空間表現の平面化を進め、写生の精神を継承かつ発展させた一種の象徴主義といわれる装飾的な画風で、近代日本画壇を代表する巨匠の一⼈として名を残しています。鋭い観察眼を基にした、対象がもつ雰囲気、美しさを抽出した表現が特徴とされます。また、帝展、文展、⽇展などの審査員、芸術院会員および⽂化勲章受章者として広く芸術界で活躍するとともに、京都市⽴絵画専門学校教授として伝統を誇る京都画壇の発展と後継者の育成に多大の貢献をし、市民文化の発展に⼤いに寄与しました。

◼︎クレアーレ熱海ゆがわら工房について

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